いわゆるIT業界(イヤな呼びかただよな)にも普通の開発者となんちゃって〜な「開発者」がいるように、仕事で時々関わるWebデザイナーさんにも、よくできた方と、なんちゃって〜な「Webデザイナー」が、これまた律義にいるんだよねぇ。
じゃ、いいWebデザイナーって?
と考えてみると…
なんて言うか、Webデザイナーには2種類のセンスが求められると思うんだよね。
一つはいわゆるデザインセンス、色相とか構成とか。
HTMLってこれで実はレイアウト能力の極端に低い媒体だから(じゃなけりゃPDFなんてそもそも要らなくなるし)、構成力はホント重要。
もう一つは、物事の意味を考えながらシンプルにやろうとするセンス。
これは俺らの開発センスにこそ要求される部分だし、じっさいデザイン畑にいた人なんて畑違いすぎて、こんな事考えたことも無い人も多いんじゃないかな…とも思う。
この2つを高いレベルで兼ね備えたデザイナーさんは、素直に尊敬できる。ホント、凄い。
(でも、工業デザインなんかもこういうセンスって必要だよね?)
こっからがやっと本題なんだけど
自分が仕事で知り合った「Webデザイナー」さんの場合
タイプ A
画面のつくりは、まぁ普通。色合いなんかは柔らかくハッキリしていて、好感が持てた。
でも、HTMLソースを見て愕然…
な、なんじゃこりゃぁ!?
まずヘッダの標記はヌケだらけ。替わりにドン!と巨大なJava Scriptが鎮座。
そしてタグの記述は大文字小文字の入り乱れ。
レイアウトはとにかくテーブル!テーブル命で何もかも包んじゃえ!で、数えたら最高6重の入れ子状態。
うわ、所々テーブル閉じられて無いし!
もちもんCSSは「文字や地の体裁を変える為の便利ツール扱いですわ。
最後におまけ、インデントの調整は昔を偲べる透明GIF羅列と来たもんだ。
ぶっちゃけ今携わってる仕事なんだけどね。
え〜、もう、泣きながらもっと単純になるように書き換えてますよ。見栄え同じで。
タイプ B
よっぽど腕に自信があるのかな?それともサンプル数画面しか作らなくて馬力余りまくりなのかな?
とにかく「Webデザイナー様」なヒトで、こっちが提出する画面のモックアップにことごとく難癖をつける。
ま、デザイン分野じゃ俺達素人だし、勉強させてもらう気がなくは無い。
でもね
「なんでココをJava Scriptで動かさないんだ」とか
「Java Scriptで制御すればできる」とか
「ここはJava Scriptしかないでしょう」とか…
アナタイッタイナニヤサン?
動的コンテンツでブラウザスクリプトに極度に依存する怖さ、知ってます?
最後にはJava Scriptでワープロな機能作らされましたよ。
使うのは、イントラで一部門だけのシステムなんだけどね(涙)
豪華に動くね、このシステム(泣)
え?俺?
なんか、HTMLデザインしこたまやるうちに、HTMLとCSSとJava Scriptには一過言持てるようになっちゃいましたょ…orz
色相学にも手を出してみようかな……